というJRのCMが一昔前にあったが、何年か越しでようやく京都の旅がかなった。
学生時代を京都で過ごしたという心強い友人の先動で 行きたくて温めていた場所へ2日間で次々と回ることができた。今回1番の目的は 紙の工芸家 井上由季子さんご夫婦が運営するギャラリー、モーネコンピスを訪ねること。 場所は 二条城そばの ビルの2階、1階は工場になっていて 狭い階段をカンカンと登っていくと 雑誌で見慣れたあの楽しげな空間が広がっていた。
その場所からは 次々とフレッシュでピュアな可能性を秘めた若いアーティストが何人も巣立っている。優しく暖かでおおらかな井上さんの想いがいっぱい詰まった想像通りの空間だった。
もう一軒は 恵文社。一言でいえば本屋さん、なのだが いわゆるセレクトショップ的なお店で 生活周りとアートのカテゴリーに絞ったセレクトがなんとも魅力的。古道具の棚や引き出しなんかの什器も商品の一部。訪れた知人から一様に良かった、良かったと聞き、何がそんなにいいのか分からなかったけど 実際に足を踏み入れた途端 気がつくとあっという間に時間が過ぎ去り・・・
何十年も昔に訪れたはずの神社や庭園も 半世紀を生きた今再訪して 初めてその静謐な美しさ、歴史に育まれた伝統美が日本人としての自分の心にすっと馴染んでいた。こんな場所が近くにあったら ときどき折れそうになる心をしゃんとしてくれるに違いない。
女優さんがたたずんで眺めていた詩仙堂庭園。まだ観光客もまばら
北野天満宮の梅は見事な7分咲き
境内のあちこちに
牛が奉られている
下鴨神社 森の参道入り口
年に2回の手づくり市
もっと時間があったら・・!
カフェYugeの水餃子
茶寮 宝泉のわらびもち。頼んでから作られる。国産本わらびは黒くてびっくり。ものすごい弾力。
久しぶりに訪れた京都は歴史と伝統はもちろん、そこに現代的なエッセンスが加わったおしゃれなカフェやパン屋さんがいっぱい! 観たい食べたいがいっぱいありすぎて 最後は走ってしまった私たち・・・。京都ですから 次回は、はんなりと・・・行きたいものです(笑 え!私にはんなりは似合わない!?)